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たばやまの地理と歴史

地理

 丹波山村は、山梨県の東北部に位置し、東は東京都奥多摩町、西は甲州市、南は小管村、北は埼玉県秩父市に接する、面積は101.30平方キロメートルの山村です。多摩川の源流・丹波川が東西に流れ、東京都民の大切な水ガメ奥多摩湖に注いでいます。

 雲取山、飛竜山、大菩薩嶺などの険しい山々に囲まれ、 全体の97パーセントは山林、そのうち約70パーセントは東京都の水源涵養林として守られ、深い緑と清らかな渓流が四季折々美しい風景を楽しませてくれます。

 

歴史



 丹波山村の歴史は古く、高尾成畑地区から縄文式土器や住居跡が発掘され、古くから私たちの遠い祖先が住み着いていたことをうかがわせます。甲斐国志によれば、室町時代にはすでに集落が形成され、戦国の武将、武田氏の全盛期には、黒川金山の採掘のため金山奉行が置かれ、黒川千軒、丹波千軒と呼ばれるほどの賑わいがあったと伝えられています。

 江戸時代には大菩薩峠越えの山道は甲州裏街道とも呼ばれる青梅と甲州を結ぶ要路で、丹波は宿場町として重要な位置を占めました。明治初年には柳沢峠越えの新しいルートが開かれ青梅街道と改称、今では国道として整備されています。昭和三十二年に小河内ダム(奥多摩湖)が完成してからは、東京方面への交通の便も大幅に改善され、経済、文化とも東京都への依存を強めています。


 

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